英語嫌いの子どもが単語テストで満点を取るコミュニケーション

子どものやる気

前回の記事で、「英語苦手でもできる”超簡単”な英単語勉強法」を紹介しました。

そこでも書きましたが、問題は「いかにその勉強を、やる気にさせるか?」です。

自塾では実際にどんな形でやっているか?
ここから紹介していきます。

最初に大前提として、僕の塾は個人塾です。
個人塾には、色々な生徒さんがやって来てくれます。

「近いから」という子も多いですが。
一番多いのは、「大手塾では、成績が上がらなかった子」です。
そしてその多くは、勉強に苦手意識のある平均点に届かない子です。

僕としては「やらせる」よりも「少しでもやりたい気持ちにさせる」方針です。
その方が勉強を好きになってもらえるし、自信につながるからです。

緊急のときは、必要性を納得してもらい「やらせる」こともありますが。
基本的には、「自分からやる!」という気持ちが芽生えるよう、コミュニケーションを取っていきます。

だから、今日紹介するやりとりは、すごい回りくどいと感じるかもしれません。
でも、この方法だと自発的にやってくれやすくなります。

塾でのよくある最初の単語テスト

塾では毎週、約20単語のテスト範囲の中から、10問ほど出題します。
入塾後、初めての小テストでいきなり満点!

なんて生徒さんも中にはいますが、
たいていは、

生徒さん「存在を忘れてました。。。」

です。

僕「忘れてたんやね。1週間後、もっかいやるね。覚えておくために、何か工夫ある?」

と聞きます。
色々な意見(言い訳)が出ますが、否定せず、尊重します。

で次のテストではたいてい、

生徒さん「勉強したけど、無理でした。」

となります。
だいたい1~6個正解ということが多いです。

僕「3個はできたんやね。ということは、これは覚えられたってことやね。全部〇にするためには、もっとこうすればよかったとか、アイデアある?」

と聞きます。
たいてい、

生徒さん「もっと勉強時間を作る。」

となります。
このあたりで、

僕「単語を毎日の習慣にしよっか。歯磨きみたいに、毎日当たり前のようにするねん。」

と提案します。
次のテストで、満点取れる子もいます。

まだ取れない子も、もちろんいます。

勉強法の紹介

ここで、「どんな勉強した?」と聞きます。

たいてい、”join参加する join参加する … “みたいな感じで、ノート1行にビッシリ書いています。

僕「だいぶ頑張ったんやね。でもこんだけやったのに、意外と覚えられてへんと思わん?けっこう悲しくない?でもこれは●●さんの能力のせいじゃないねん。実はけっこう有名な話やねんけど、1行にビッシリ書いても、あんまり覚えられへんねん。それよりもっと良い方法あるけど、知りたい?」

と聞きます。
そして勉強法を伝えます。

僕「まず英語→日本語の順で、10回連続で唱えるねん。例えば”join 参加する” “join 参加する” …」

実際に僕が10回繰り返します。
次にやってもらいます。

僕「じゃあ次、この”well じょうずに”を覚えてみよっか。実際に10回連続で唱えてみて。」

生徒さん「”well じょうずに” “well じょうずに” …」

10回唱えるのを待ちます。
で終わったら聞きます。

僕「wellの意味は?」
生徒さん「じょうずに」

僕「じょうずには?」
生徒さん「well」

こうして「できるかも!」という手応えをつかんでもらいます。
後は、

僕「じゃあ、来週までにこの10個覚えてテストしよっか。」

と約束します。
生徒さんに合わせて5個や、20個など、量を調整します。

先にしておくべき約束

そして3つの約束をします。

・ 「忘れてた」だけはやめような、今日から1週間、毎日取り組んでな。


・ 自分でテストしてな。まず「英語→日本語」、次に「日本語→英語」隠してできるよう、自分が先生になって、自分にテストしてな。


・ テストの中で覚えにくいのあれば、10回繰り返してな。

… 

この手順をふめば、たいていの生徒さんは満点取れるようになります。

もちろん、これでもなかなか満点を取れない生徒さんはいます。
そのときは「3つの約束を確認しよっか。毎日実行できた?どこに問題があった?」と聞きます。

このときにまた色んな意見(言い訳)が出てきますが、「批判しない」「責めない」ことを徹底すれば、オープンに話してくれます。
そして一緒に対策を考え、「じゃあ、来週のテストまでは●●を心がけよっか」と改善していきます。

1歩1歩階段を昇っていけば、いつか到達できるように。
1つ1つ改善していけば、いつか満点を取れます。

しかも管理して強制的にやらせる方法ではなく、「自力でできた!」という自信を育める方法です。

英単語覚えられない場合、お子様が単語に苦戦している場合など、ぜひお試しください!
使用教材は学校の教科書に合わせるのが一番です!!

自塾では、ニューホライズンの生徒さんばかりなので、ニューホライズン使ってます。


これからも子伸ばしに少しでも役立つ情報を探し求め記録していきます。
あなたの代わりに、僕が色々試して、成功も失敗も報告していきます。

あなたは効率よく「子伸ばし」してください。
そのためにも、ブックマークして見逃さないようにして下さい。

ほなまた!

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