英検はパス単か文単どっち?向いている人と使い方

英検

英検合格を目指すにあたり、ほぼ全ての人に必要になる教材。
それは「単語帳」です。

英検の単語帳といえば、「パス単」が有名です。
有名というか、それ以外の選択肢を知らない人も多いかもしれません。

英検の教材、迷ったら旺文社の理由

ところで英検の教材選びのとき、もし迷ったら旺文社のものを選びましょう。
英検と旺文社は密接につながっているからです。

これは予想や経験則ではありません。
実は、英検は旺文社が作ったものです。

だから英検のことは旺文社が一番わかっています。

そしてパス単は、そんな旺文社が出している単語帳です。
そりゃ「英検の単語帳といえば、パス単!」となるのも無理はありません。

でも実は。
旺文社はもう1つ単語帳を出しています。

それが「文単」です。

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僕は文単が大好きです。

自分自身が英検にチャレンジするときも、パス単は一切使わずに、単語帳は文単だけでした。
そして1級の1次試験に合格することができました。

なぜ文単を選んだのか?
というより、「どんな人が文単に向いているのか?」

そして、「文単を効果的に使うには、どうすればいいか?」
今回は見ていきます。

まず初めに、今回の記事は「パス単がダメだ!」という記事ではありません。
パス単がいいのは当たり前として、ある人にとっては文単の方がもっと良い!」という記事です。

じゃあ、どんな人が文単にむいているのか?
次の3つに当てはまる人です。

・速読が苦手な人

・暗記作業が嫌いな人

・英検を最短距離で合格したい人

順番に見ていきます。

【文単に向く人】速読が苦手

まずは速読が苦手な人は、文単に向いています。

英検を合格するには、速読が不可欠です。
英検に限らず、大学入学共通テストでもTOEICでも、とにかく長文を解きまくらないといけない。

単語を覚えるだけでは、速読できるようになりません。
「単語帳はほぼマスターしてるのに、長文問題で時間が足りない!」
そんな生徒さんは、たくさんいます。

じゃあ、どうすれば速読できるようになるのか?
それは「英語のまま、意味を理解する」ことです。

例えば、

Yes.
Thank you.
I am hungry.

これらは、日本語に直さなくても、英語のまま意味をつかめる人が多いです。
なぜなら、「何度も出会っているから」です。

つまり、何度も出会っていれば、英語のまま意味をつかめる。
ということは、何度も出会えばいいんです。

それが文単ではやりやすい。
文単はこんな教材です。

英検文単2級の内容

どのように勉強すれば、速読できるようになるか?

1文目の意味をつかむ
⇒1文目の意味をイメージして音読する
⇒2文目の意味をつかむ
⇒2文目の意味をイメージして音読する
⇒3文目の…

という感じで「意味をつかんで、音読」を1文ずつ、最後までやる。
その後、全体を通して、もう1度音読をする。

この繰り返しで、少しずつ「英語のまま意味をつかめる」ようになっていきます。
そしてこの勉強法が、文単ではとてもやりやすいです。

また英検の長文問題は、特に準1級レベルから、日本語でも意味をつかみにくい難しいテーマになってきます。
単語ばかり勉強して、いきなり長文解いて、「長文嫌いになりそう。。。」という人もいます。

文単では、似たテーマで学んでいくことができるので、良い橋渡しになってくれます。

【文単に向く人】暗記作業が嫌い

次に文単に向くのは、暗記作業が嫌いな人です。

文単は先ほども見たとおり、長文を通して単語を覚えていきます。
各長文は、英検で頻出のテーマです。

試験に役立つのはもちろんのこと、単純に面白い話も多いです。

例えば、さっきの画像は英検2級文単ですが、「宿題の量を増やすべきか?減らすべきか?」というテーマの文です。

普通に読んでいて、興味深い。
だから毎日続けられます。

単語を覚えるのに大切なことは、「毎日やること」です。
小テスト前にまとめて勉強しても、1週間たてば忘れてしまいますよね。

パス単にしろ、文単にしろ、とにかく毎日やることが大切。

パス単なら、「新しく進む20個+復習20個」のような形で毎日すれば忘れにくい。
ただ、これはかなり機械的な作業です。
僕もですが、このような機械的作業が苦手な人も多い。

文単なら、先ほどの方法を毎日するだけでOKです。

興味深い話も多いので、それほど苦痛ではありません。
文を読んでいく中で、他の単語も自然と復習していくこともできます。

また本番で不可欠な、「前後の文脈から、意味を類推する」トレーニングも自然とできます。

つまり文単は毎日続けやすく、その中で復習もできるので、読む力が自然と鍛えられていきます。

【文単に向く人】英検を最短距離で合格したい

最後、英検を最短距離で合格したい人も、文単がむいています。

なぜか?
「英検を合格できるか?」は事前にわかります。
過去問をやればOKです。

過去問を使って、本番と同じように時間を測ってやって、合格点取れる。
それなら本番でも大丈夫です。

だから英検の勉強は、過去問だけでもいいのです。

ただ、いきなり過去問やっても、知らないことだらけだと効率が悪いです。
ある程度できる状態で過去問やって、足りない部分を補強していくのが速い。

過去問を効率よく学ぶために、ある程度できるようになっておく必要がある。
そのために、色々な教材があります。

パス単のように、語彙力をつけるためのもの。
同じ語彙力をつけるでも、英検に合わせた問題形式になっているもの。

長文に特化した教材、リスニングやライティングに特化した教材。
それらを全てまとめた教材。

本当に色々あります。
そんな中でも文単は、全ての力を鍛えることができます。

単語はもちろんのこと。
速読できるようになり長文対策になります。
音声もついているので、リスニング対策もできます。
テーマごとに学べるので、ライティングのネタも増えます。

ライティングを「書く」ことがある程度できるなら、「文単だけ究めて、いきなり過去問」も可能です。
「書く」が不安なら、「文単とライティング教材を同時に進めて、過去問」です。

もちろん他の教材もやっておいた方が、過去問の得点率は高くなります。
結果、過去問で学ぶのもはかどります。

ただ「過去問で苦戦してもいい、過去問でジックリ学ぶから!」
そう決めて「一刻も早く、過去問に取り掛かりたい!」なら文単は最適で、最速です。

あとは過去問やりながら、覚えていない単語や熟語を単語アプリなどにまとめて毎日チェックする。
そうすれば合格する力は、十分につきます。

まとめ

まとめます。

英検の単語対策、基本はパス単ですが、以下の人は文単の方が良いです。

・速読が苦手な人

・暗記作業が嫌いな人

・英検を最短距離で合格したい人

どう使うと効果的か?

① 1文ずつ意味を明確にする ⇒ 直後に音読する ⇒ 最後にまとめて音読する
 … 英語のまま意味がわかるようになる

② すでに学習したページを、英語のまま意味つかめるかチェックする ⇒ 曖昧な部分を①のやり方で補強する
 … 英検頻出のテーマに慣れながら、速読できるようになる

③ すでに学習したページを何も見ずリスニングする ⇒ 曖昧なら文章を読みながら聞く
 … リスニング力がつく

英検の単語、パス単で苦戦している場合。
ぜひ一度、文単を試してみて下さい!

こんな感じで、これからも子伸ばしに少しでも役立つ情報を探し求め記録していきます。
あなたの代わりに、僕が色々試して、成功も失敗も報告していきます。

あなたは効率よく「子伸ばし」してください。
そのためにも、ブックマークして見逃さないようにして下さい。

ほなまた!

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